『企業理念』 大和信春著 [おすすめの本]
「企業理念が大切だ」とはよく言われる言葉ですが、そもそも企業理念とはいったい何なのか、私たちはしっかり理解しているでしょうか。
また、中には、「理念などという高尚なことは儲けてから考えれば良いのであって、まずは儲けることが先だ。」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本書は、企業理念とは一体何か、ということに始まり、なぜ企業理念が必要なのか、企業理念のある会社とない会社では、どのような違いが出てくるのか、企業理念の備えるべき要件とは何か、等を詳しく解説し、さらに、企業理念の実際の完成方法、そのようにして作った企業理念の事例も公開しています。
本書を開いてまず感じるのは、この内容は、他のどの企業理念について書かれた本とも違う、ということです。
活きた企業理念のある会社がなぜ繁栄し、ない会社がなぜ没落するのか、そして、いたずらな規模拡大や目先の利益の追求がいかに危険か、ということを明確に理解、納得することができます。
そこからは、「志のある人生がいかに魅力的で、志のない人生がいかに虚しいか」、という人間の生き方の英知も読み取ることができます。
企業経営者だけでなく、志を求める多くの方々に読んでいただきたい書です。
「和道経営」のサブテキストとしても必読です。
『企業理念』 大和信春著
博進堂刊 2,000円