『心の自立』 大和信春著 [おすすめの本]
「大人になる」とはどういうことでしょうか。
「自立する」とはどういうことでしょう。
20歳を過ぎれば大人でしょうか。
社会人になって給料をもらえれば、自立したことになるのでしょうか。
本書は、元々は青少年を対象にして、真の人間的自立を促す啓発書として書かれたものですが、むしろ私たち大人が読むべき書と言えるでしょう。
「自立人格」とその反対である「依存人格」とを比較対照しながら、自立するとはどういうことか、を体系的に解説しています。
本書を読んだときに、私はいかに自分が依存人格であるかが分かり、強烈なショックを受けました。
本書によれば依存人格の特徴は「利己心」「競争心」「憤怒心」の3つであり、自立人格とはこれらの依存人格の特徴を克服した人間であるということです。
また、なぜ私たちの多くが、そのような依存人格になってしまっているのか、その人格形成過程にも言及しています。
そして、依存人格から脱却し、真の人間的自立を果たすための処方箋も明らかにしてくれています。
それは端的に言うと、世の中の役に立つ生き方をしようという「志」を持つことだと言います。
志を確立することで、私たちは本当の幸せを掴めるといいます。
経営者や教育関係者、若い子を持つ親などにぜひ読んでいただきたい一冊です。
『心の自立』 大和信春著
成人要目研究所刊 2,000円