シフト・アシスト研究所

『心の自立』 大和信春著 [おすすめの本]

「大人になる」とはどういうことでしょうか。

「自立する」とはどういうことでしょう。

20歳を過ぎれば大人でしょうか。

社会人になって給料をもらえれば、自立したことになるのでしょうか。

本書は、元々は青少年を対象にして、真の人間的自立を促す啓発書として書かれたものですが、むしろ私たち大人が読むべき書と言えるでしょう。

「自立人格」とその反対である「依存人格」とを比較対照しながら、自立するとはどういうことか、を体系的に解説しています。

本書を読んだときに、私はいかに自分が依存人格であるかが分かり、強烈なショックを受けました。

本書によれば依存人格の特徴は「利己心」「競争心」「憤怒心」の3つであり、自立人格とはこれらの依存人格の特徴を克服した人間であるということです。

また、なぜ私たちの多くが、そのような依存人格になってしまっているのか、その人格形成過程にも言及しています。

そして、依存人格から脱却し、真の人間的自立を果たすための処方箋も明らかにしてくれています。

それは端的に言うと、世の中の役に立つ生き方をしようという「志」を持つことだと言います。

志を確立することで、私たちは本当の幸せを掴めるといいます。

経営者や教育関係者、若い子を持つ親などにぜひ読んでいただきたい一冊です。

『心の自立』 大和信春著
 成人要目研究所刊 2,000円

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プロフィール

小早 祥一郎

シフト・アシスト研究所

所長

小早 祥一郎

1968年、神戸生まれ。
 小中学校の3年間をインドネシアで過ごす。日本の「常識」が必ずしも世界の常識ではないことを学び、常に本質を問い求める性格が形作られる。
 1991年早稲田大学第一文学部卒業後、日産自動車(株)に入社。人事部門で、労務管理や社員教育、福利厚生などを担当。企業年金制度改革プロジェクトのリーダーとして、大幅な債務削減に成功する。環境問題対策部署においては、自動車メーカー初となる全国ディーラー網への環境マネジメントシステムの導入を一人で担当し、社内の環境意識の高まりのキッカケを作る。
 一方、独学で英語をマスターし、英検1級を取得。海外の自動車ディーラーに廃車適正処理を行うよう、呼びかけるなど、業務にも大いに活かす。
 2003年、最年少課長への昇進を目前にして日産を退社。「より人間らしい生き方」を求めての旅の途中で師に出会い、「志ある生き方」の薫陶を受ける。
 その後2年間、師の下で問題解決学、情報統合技術、和道、脳力開発、リーダーシップ、経営管理などを学び、世界に数人しかいない問題解決インストラクターの資格を取得。
 2005年、「志ある人材の輩出」を目的にシフト・アシスト研究所を設立し、各地で研修や個別相談を行っている。

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