『和の実学』 大和信春著 [おすすめの本]
「この世は競争だ」とよく言います。
「ライバルに勝たなければ生き残れない」とも言います。
しかし、それが現実だから仕方がない、と思いつつも、心の奥底では、他人と争わず、競わず、「和」して生きてゆきたい、そう思っている人も多いのではないでしょうか。
そのような生き方は夢物語でしょうか?
そのような「和道」の生き方が十分に可能であると、本書は説きます。
それどころか、長期間繁栄し、人々の尊敬を受けている人や企業は、実はみな和道的な生き方、和道経営をしているのだと言います。
覇道的な生き方こそが、好き嫌いは別にしても、成功や生き残りのための唯一の道だと信じてきた私たちにとって、これはまさにパラダイム転換です。
和道のカギは、「喜びの循環」と「苦しみの循環」です。
つまり、人を喜ばせることをすれば、回りまわっていつか必ず喜びが返ってくる。
逆に、人を苦しめれば、直接的であるか否かは別にして、いつか必ず苦しめられる、ということです。
これまでにも、似たようなエッセンスを説いた本はありましたが、この『和の実学』のすごいところは、その原理を極めて明解に理論化したことです。
べき論や根性論、理想論ではないのです。
多くの方は、本書を読むと大きなショックを受けるでしょう。
目からウロコが落ち、考え方を揺さぶられるはずです。
企業経営者や地域リーダー、学校の先生などにぜひお読み頂きたい一冊です。
「和道経営」のテキストとして、必読書です。
『和の実学』 大和信春著
博進堂刊 1,680円